事務所のある田山地区のお隣・
高尾地区へ。
あるお宅へ伺う約束の時間まで、時間があったので、
束の間の茶畑ドライブ。
ちょうどお茶の収穫の最中。
畑は寒冷紗という黒い幕で覆われていて、不思議な景観。
これは抹茶やかぶせ茶など、甘みのあるお茶を作るために
収穫までの何日間か、日光を遮るもの。
渋みのある黄色い煎茶よりも、今は渋みが少なく、
お茶の色も緑色のお茶の方が人気があるのだとか。
そのため、黒い茶畑がたくさん。
村内の何箇所かに日本遺産認定の看板が
設置されています。
この日立ち寄ったのは、荒堀の茶畑。
明治以降における宇治茶の生産の歴史と独特の風土が織り成す茶畑景観。
集落が集村の形をとらず、各家が独立して立地し、
家を取り巻くように茶畑が配されている特徴があります。
山稜から斜面に茶畑が広がり、裾部に家屋が位置する独特な茶畑景観は
「近世以降の宇治茶生産の歴史と村の風土が織り成す文化的景観」を
伝える貴重な地区といえます。
と、ちょっと難しい感じで看板に記されていますが、
家屋と茶畑がサンドウィッチのように密接に連なる、
昔ながらの景色。
暮らしと茶業がとても近かったことを
今に伝えてくれる茶畑。
少し道が細く、たまに迷子になりますが(笑)
南山城村らしい茶畑の景観です。
【他にもおすすめ!南山城村の茶畑図鑑】
・童仙房地区 山の上の絶景茶畑
・高尾地区 広大茶畑の雪化粧
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