生きること、暮らすこと、すべきこと

自分の生きてきた経験が仕事の役に立つ、ということは
クリエイターではなくても当てはまる人も多いと思います。

私も最近では、2017年の出産後
育児系の仕事も何件か頂き

「生き方、暮らし方が仕事と直結しているなぁ」
ひしひしと感じ、嬉しくもあります。

そして、その逆も。

2016年、子どもが生まれるちょうど1年前、

「国産漆の現状を伝えたい」という漆メーカーさんの想いから
「うるしのいっぽ」というプロジェクトが始まり、
その挿絵を描かせて頂きました。

漆ができるまで>詳しくはこちら

以前から興味はあり、手元にあったものの
なかなか使えず飾っていた漆器。

子どもには、漆器をいくつか揃え
今では毎日使っています。

本人もすっかりお気に入りで、
汁物を飲むたびについ歯を立ててしまうので
早くも塗料がハゲてきて、いつ修理に出そうかと思うほど。


仕事で学んだことが暮らしに生きる。

自分の経験が仕事に生きる。

ほんとデザイナーって嬉しく、楽しく
生き甲斐のあるお仕事です。

そうそう
タイトルにつけた「すべきこと」は
「仕事」の語源です。

もともとは
「すべきこと=行為・動作をすること」という
単純な意味だったそうですが

今では
「すべきこと=職業、働く、お金を稼ぐこと」
になっているそうです。

ですが、時代は
「仕事=単にお金を稼ぐこと」から
「自分らしく、自分にしかできないことをしてお金も頂くこと」
へと進化中。

もう少ししたら
仕事=「自分のすべきこと」
へと、言葉の意味も変わるのでしょうか。

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